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My First Gallery in Paris!

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ちょっと近況を。

パリで初めて、わたしの作品の、お取り扱いギャラリーが決まりました!

パリ中心地のひとつ、
マレ地区にあるこのギャラリー。
大きなリヴォリ通りとセーヌ川の間に平行する、François Miron通り。
おしゃれな雑貨屋さんやカフェが立ち並ぶ中に、この小さなギャラリーもあります。

ギャラリーL'Oeil Ouvert。
写真を中心に、おしゃれに気軽にアートを買ってもらおうというコンセプト。
壁にかかった額入りの作品から、
まるでレコード屋さんのような、パッケージに入った作品まで、たくさんの中から選べます。
写真の場合は、サイズや額の色も指定できて、2週間後にお受け取りだとか。

先週の土曜に覗いたら、
なんと一番手前のウィンドーに、ずらりと私の作品たちが!
さっそく、いくつか作品も売れたようです。まあ!

パリの風景の作品は旅行者の方がパリの思い出に買ったのかな…?
小さな作品なら、お誕生日のプレゼントにかしら…?
どんな方が気に入ってくださったのかなと、想像するのが楽しい。

(震災後の一週間、まったく手に付かなかった版画ですが、
その後、もう必死で締め切りに間に合わせただけありました〜。)

今のところ全部で13種類、複数エディションを置いていただいています。
お近くにお越しの方は、ぜひお立ち寄りくださいませ!

J'ai le plaisir de vous informer que depuis trois semaines une selection de mes oeuvres sont en vente à L'oeil Ouvert un galerie dans le Mariais. C'est la première fois que mes oeuvres sont présentés dans un galerie en France. Je suis très contente.

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Galerie L'Oeil Ouvert
74 rue François Miron
75004 Paris
Tel : 01 83 62 05 86
du mardi au dimanche de 11h à 19h
http://www.loeilouvert.com

ギャラリーのウェブサイトにも
近々、登場予定です。







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Sayaka Abe
あべさやか 銅版画 website
http://sayaka.ultra-book.com
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by saya-utrecht | 2011-04-24 05:48 | Etching / 銅版画

「アーティストとして何ができるか」なんて言えないよ

今回、災害時にツイッターが思いのほか役に立ったとよく聞きます。
わたしも海外にいるので、現地の事がわからず、どうしてもテレビの他に、ツイッターでした。
実家に連絡がとれず不安な時、現地の方がナマでつぶやているのも発見することができ、
たとえば「OOには電気が通りました」なんて見つけると、
「OOなんてすぐそこだわ!ああじゃあ実家ももうすぐかしら?」
なんて、本当にピンポイントで情報が分かることがあったり。

でも、ツイッターの難しさも感じました。

今回、被災されている方、それ以外の方、マスコミ…
立場の違いでぜんぜん、状況も温度差も、違う。
それが見たくないのに見えてしまう。

命に関わる切羽詰まった時に、どうでもいいつぶやきを見てしまったときのショック… !
一生懸命、情報を広めたいのが、おせっかいになったり、逆に怖がらせる事になってしまったり…
それが、全世界で見られてしまうという責任… 。

ちなみに、欧米人に絶大な人気のあるfacebookもかなり。
いつも日本好きとか言ってる人に限って、何もコメントしてくれなかったり。
パーティフォトなんてこんな時、見たくもない!
世界は平和そのものなのに(そんな訳ないのですが)なぜ日本が…とうらやましく思ったり。


逆に言えば、自分にも言えること。

最初は、家族が被災者だという立場から、
東京のお友達に心配される立場だったのが、
原発が深刻化してからは、今度は立場が変わって来た。
東京だって心配だ。

政府やTEPCOがどうこうとか文句言ったり、
友達を元気づけようというメッセージ自体、
余震の恐怖もない遠い海外にいて、安全だから言えるのでは?

そう思ったらもう何を書くのも恐くなった。
ツイッターやミクシイなどはもちろんだけど、
友達へのメールひとつにしても、すごく言葉選びが慎重になり、ひとつひとつ時間がかかる。

思いやること。。
気持ちが伝わればいい。。
でも、そんな生易しいものじゃない。
(とくに、ずぼらな私には!)

***

アートチャリティ参加についても、すごく迷った。
自分の行為は、正しいことなのかしら?
「アーティストとして何ができるか?」なんて、のんきで傲慢だわ。
イベントに便乗して作品を売るみたいで、何だか、これって売名行為的ではないかしら?。。
チャリティ用に作品をつくるっていう行為もなんだかなあ。
だったら、真面目に他のことやって義援金稼いだ方がよっぽど、役に立つのでは?と。。

そんな時、石巻でボランティア活動されている、タノさんというアーティストがドンピシャに厳しいお言葉を:
『アーティスト ノ ミナサンヘ(ドクイリキケン) April 3, 2011』
http://blog.taigart.com/archives/2011/04/post_863.html

ただ、いろんな人と話しているうちに思ったのは、
やっぱり海外からできることって、限られている。
私が今すぐ、ボランティアで飛んでいける訳じゃないし。
(しかも、虚弱体質気味で、私が行っても足手まといかも?)
だから、海外にいる日本人が、こういう行動を起こすことは、
フランス人にも日本のことをわかってもらおう、と伝えるという意味でも意義はあるのではと思うことにした。
たとえ、少数の人でも。

ただ、アートチャリティには、向いてる作品と向いてないのがあるとは思う。
たぶん、有名な作家さんだと、ギャラリーやコレクターさんとの兼ね合いが大変だと思う。
でも、こんな小さなアーティストの私は、そんなしがらみもない。

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しかも私の作品は、版画。

好きなだけ何枚も刷れて、だから、気軽なおみやげ価格にできるじゃない。
で、タダ、寄付するよりも、可愛らしいカードが手に入って、
そのうえ寄付にもなるなら、それでいいじゃんって。

それに、私の作品は「贈り物」がコンセプトでもあって。
つまり、子供の頃から、人を喜ばせたくて描いていたので、私の作品が少しでも人をなごませて、そしてそれが、今回は義援金ともなって、少しでも役に立つかもしれない。。
もちろん、これは生活の面でやはり夫のサポートがあるから
こんなのんきで甘いのだけど。

売名行為的かしら?とも思うけど、こういうイベントでもし仮に名が売れたって(そんなのは実際少ないと思う)長い目でそのアーティストが日本支援の寄付をし続ければいいのだと思うし。

***

最後に、知っている範囲ですが、仙台の作家さん達の活動:

タノタイガさん(身体を張ってボランティアされている状況が実感できます。
この気仙沼市の写真は、辛いです…)
http://tanonteer.taigart.com/archives/2011/04/post_64.html

岡沢幸さん(塩竈で被災された子供達に文房具を送る運動もされています)
http://blog.epreuve.main.jp/

「自信はゆれない」プロジェクト(デザイナーの友人たちが立ち上げた、東北応援情報サイト)
http://ameblo.jp/pftj2011/theme-10035864901.html


私がいまできることは、こういった知人のブログなどを見て考えたり、行動したり、そんなことも一つなのだと思う。

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あべさやか 銅版画 website
http://sayaka.ultra-book.com/
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by saya-utrecht | 2011-04-22 20:31

チャリティ

このひと月は、パリでも沢山のチャリティイベントが行われています。

私にもできることはないか。。これは、海外にいる日本人はもちろん、日本の方々、そして、被災地の中でも、そういった事を考えてる方が沢山いらっしゃるのだと思います。

私も地震直後、いてもたってもいられず、すぐにコンサートに行ってみたのですが、
何となく、ただのお祭りのような感じがして、これは被災地で今この瞬間に大変な思いをされている人にとって、良いことなのかしら?となんとなく温度差の様なものと、ある意味ショックのようなものを感じ、
しばらくは距離をおいて、私自身の大切な家族や友達と連絡をとったりすることで精一杯でした。。。(なんていうか、内向的で、打たれ弱い性格だわ。。)

やっと気持ちも落ち着いて来た時、
語学学校時代の知人の日本人の子を思い出し「どうしてる?」と電話してみました。彼女は地震後からフェイスブックなどの投稿ですごく東北のことを心配してるんだなーと感じていたのです。
すると今、彼女のフランス人の旦那さんが、企画を立てているコンサートで
版画をチャリティで売ったらどうかという提案をされたのです。

どうやらジェーンバーキンなども歌ったりの大きなコンサートとなるようで、
自分を忙しくする事で、ちょっと気を紛ぎれるかもという自分のためもあって、その会場内のロビーで、小規模ながらアートマルシェを開催いたしました。

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Tsunami et Demain
4月11日 Theatre du Rond Point

コンサートの模様はこちらから。。長いかも。。
http://www.dailymotion.com/hub/x1o0_concert-tsunami#videoId=xi2o6r
主な出演者の紹介
「サン・トワ・マミ~」や「ゆ~きは降る~」、「ろく~でなし~」などでおなじみのサルヴァトーレ・アダモ、「ダバダバダ・ダバダバダ」(映画「男と女」の音楽)以外の曲でも日本人にとって聞き覚え十分のピエール・バルー、ニコール・クロワジーユ、フランシス・レイの3人、音楽のみならず映画でも活躍するジェーン・バーキン、フレンチ・ロックのスター、サンセヴェリーノなど、長きにわたってフランス音楽やフランス映画を愛してきた人にはたまらない面々からZAZやカミーユ、マイア・バル―など新しい世代から熱狂的支持を集めるミュージシャン、またNHKテレビで仏語を勉強した人にもおなじみの在日仏人歌手スブリームなど、日本を愛する仏人歌手が集まる他、日本人で初めてフランスのデパート、ギャラリー・ラファイエットの「今年の男(男性イメージキャラクター)」になった三宅純をはじめ在仏日本人アーティストも出演します。(敬称略)(フランスニュースダイジェストより抜粋)

離れていてもどかしいと同じ思いをされていた、
東北出身の在住歴の長いベテラン作家さんなども参加してくださり、
コンサートも800席がチケット売り切れの満席!

偶然、地震の一ヶ月後のこの日。。。

参加して良かったと思えたのは、その演出の仕方。
有名な劇場支配人の方が、東北の現状を伝える朗読をしたり、スライドを写したりしながら、厳かに、詩的に、そして時には楽しく進めてくださっていました。

正直、こちらフランスの関心は日本の原発に移ってしまっているという感じがしていたのですが、
その点、こののコンサートでは、津波での被害と東北の事を想う演出になっていて、外国人にはあまり馴染みのなかった東北かもしれないけど、少しはフランス人に伝わったかなと、嬉しかったです。

みなさん、コンサートに大変満足されたようで、
その流れでマルシェでも沢山の方が買ってくださりました。
私も自己最高18点を売る事ができ(400ユーロ)今回の主な義援金送り先の「国境なき子供たち」というNPOにそのまま寄付。
他の作家さんも、いわき出身のベテランですごく優しい作家さんが、かなり売れたようで、義援金の足しになったねと喜ばれいていました。

コンサートの方も、どうやら25000ユーロの義援金が集まり、
やはり国境なき子供たちと、日本赤十字に寄付されるとのことです。

この「国境なき子供たち」というNPO、ウェブで見ると、南三陸町など岩手を中心に直接物資を届けるなど、がんばっているみたいなので、今後も活躍して欲しいなあと願いながら。。
http://www.knk.or.jp/

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それにしても、やはり音楽や映像の力というのは強い。
人を感動させたり、共感させたり、行動させたり。人も集まる。
「動」という意味では音楽、そして、こういうチャリティには、音楽はぴったりだと思った次第です。

その点、版画や絵のアートは、「静」でしょうか。
なかなか、絵で感動して、泣くとかってかなり稀だし。

でも、ゆっくりした、じわじわした想い、感動の様なものは引き起こせるかしら?




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あべさやか 銅版画 website
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by saya-utrecht | 2011-04-18 18:15 | Paris Diary

ひと月。

震災からひと月。。

本当にいろんなことがあった3月。
ありすぎた3月。

11日の地震があったときは、パリはまだ明け方。
地震発生1時間後のパリ朝7時半、京都の友達が機転を利かせて、国際電話をかけてくれて知りました。
すぐ、NHKの国際放送をつけたら、、恐ろしい津波がみるみると、畑や仙台空港を飲み込んでいくヘリコプターからの映像が中継で流れていて、、これが日本で今起こっていることなのか、、、テレビの画面で起こっている事が信じられなく、悪い夢を見ているようで、、身体中がふるえ、涙が止まりませんでした。

仙台の家族にすぐ電話をしたけれどもちろん繋がるわけもなく。

次に、ツイッターを見てみると。
東京の地震と、交通渋滞の麻痺、そして人々の混乱のつぶやきがたくさん。。
見守るしかない、不安な時間が続きました。

幸い、家族とは7時間後、短い携帯からの無事を伝える一文が来て、無事を確認。
充電が足りなかったようで、本当に電話で声が聞けるまでには2日くらいかかったでしょうか。
電気が通らないから、ろうそくと、カセットコンロでしのいでる。灯油も節約しなくてはならず、家の中でもコート着てるわと。でもお家は地盤が堅かったようでそんなに被害がなかったのです。
お友達も、連絡先を知っている子にはだいたい確認ができたけれど、まだ気になる人が数人。元気でいることを願っています。。

今、仙台の実家は、ガスがまだ通っていない以外はいたって、普通の生活に戻りつつあります。
ガスがないので一番困るのはお風呂。幸い、通っているスポーツジムが営業を早くから再開。そこに運動で気分転換、そして、シャワーを浴びにいっているようです。
とにかく自分たちは恵まれている方、もっと大変な方が沢山いるのよね、と両親ももどかしくも、とにかく、自分たちに出来るのは、今は落ち着いて、なるべく普段通り消費して、仙台の経済を立て直しておく事だと思っているようです。

*****

仙台両親と妹の安否が分からない間、
ふるさとの惨状をテレビの画面で見ている間、
今まで海外にばかり目を向けていた自分が、いかに日本と、そして家族を心の寄りどころそしていたかを実感しました。

また、母から時々送られて来ていた日本の食べ物を見て、地震直後、両親がいろいろ不便を強いられているだろう生活のこと思うと、フランスで平和にご飯を食べる日常に、胸が痛かったです。

そして、「もったいないっちゃ〜」と、いつも当たり前に食べている1粒のご飯にも、感謝していた第二次大戦の中を、仙台の空襲も生き抜いた祖母をおもいだしました。


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by saya-utrecht | 2011-04-15 01:59 | Paris Diary